「やってみたい!」を全力サポート!ユニバーサルなおもてなし!〜トヨタ白川郷自然學校Vol2〜

「思いっきりアウトドアを楽しみたい!でも車いすだから・・」

とついつい我慢していませんか?

そんなあなたには、世界遺産・白川郷を拠点に大自然を体験できる『トヨタ白川郷自然學校』がぴったり!

繊細な森の香りや、しっとりとした空気。柔らかな温度、季節ごとに表情を変える植物。通り抜ける風の音や虫の音を味わいながら、普段とは違う整っていない道を進む。あえて”非日常”を楽しむことで、気づかなかった自然の景色と美しさを堪能する。

自然の前では、誰もが平等。

全身で感じる豊かな自然の繋がりと自分という『個』の存在。ただ自然を感じるという贅沢。気づかなかった新しい自分に出会う。車いすを相棒に、そんな新しい冒険をはじめてみましょう!

 

今回の旅の舞台
『トヨタ白川郷自然學校』

※自然學校は新型コロナウイルス感染対策の実施施設です。感染対策への取り組みはこちらをご覧ください。

Wild and Smile 天気が良い日は外に出よう』を合言葉に、子どもから大人まで四季折々のアクティビティを楽しめます。

温もりのある『おもてなし』

自然學校では『より多くの方に自然を体験してほしい』という思いから、施設やサービスのバリアフリー化に取り組んでいます。今回は、自然學校のバリアフリー情報や、改善にあたるスタッフの想いをお伝えします。

自然學校と車いすユーザー

車いすユーザーの利用はまれにあるものの、設備やサービスは十分ではありませんでした。そこで自然學校ではバリアフリーへの取り組み強化を図ろうと、2019年からユニバーサルルームの新設や、多機能トイレの増設。さらに実際の利用者を通じて改善点を洗い出すため、4名の車いすユーザーに使いにくいものとその理由、またそれらの改善の方法や方向性について、大小さまざまな意見やアドバイスを受け、順次実施してきたそうです。いくつか紹介しますね。

ユニバーサルルーム



車いすでは届かないコンセントに延長コードを設置。高い場所にあるハンガー掛けならロープで低くするなど、細かな配慮がうれしいですね。ロープがカラフルなのもGOOD!

 

浴室には電動昇降式のイスがありましたが、位置的に車いすから乗り込むのがとても難しい事が判明。「移乗ボード」を設置することで楽になりました。

 

【改善ポイント!】取材時、ユニバーサルルームの空調スイッチは手を伸ばしても届きにくい位置にありましたが、下段に移設することでスムーズにスイッチに手が届くようになりました。

大浴場

入口にはスロープを設置。ザラザラしているので濡れたタイヤもすべりにくいです。更衣室の扇風機のスイッチも変更され、手の届く高さに。浴室内にはシャワーチェアも設置しました。

 

 

【改善ポイント!】取材時、大浴場(内湯)に入る際の手すりは片側のみの設置でしたが、対面も設置することで、湯船に浸かる際、より安定感を保てるようになりました

 

浴室用の車いすの用意はありませんが、自身の車いすでそのまま浴室にはいることができます。そこでこのような看板を入口に設置。他のゲストにも知らせていただけると安心して利用できますね。

 

【改善ポイント!】取材時、浴室に入るためには、一度床に降りる必要がありました。しかし、その後、浴室への出入りがスムーズになるよう検討を進め、ドアの開口幅を75cm確保。こうすることで、車いすのまま浴室へ出入りできるようになりました。

心からのおもてなし

細かな気配りは、サービスの面でも垣間見えます。例えばチェックインはフロントデスク越しではなく、対面形式で行います。予約時のリクエストを元に、貸出品などを丁寧に確認。一人ひとりの体の状態に合わせ、快適に過ごせるようアレンジしてくれます。
チェックインを終えると、ゲストルームへご案内。荷物の運搬もスタッフが協力してくれます。
少し傾斜のあるスロープの廊下も安心ですね。

ゲストルームに着くと、スタッフが希望に応じてイスやベッドの配置をアレンジ。ゲストが通りやすい動線と過ごしやすい環境づくりのサポートをしてくれます。「気になる点があれば遠慮なく伝えてください」とスタッフ。

スタッフの思い

”自然の中へ、非日常を楽しみに来てください”
山田 俊行 學校長

2005年に自然學校はオープンしました。個人的には車いすに限らず、いろんな人が自然に入っていくことを実現したいという想いがあります。車いすユーザーが苦労していくガタガタ道。車いすユーザーがガタガタ道とのコミュニケーションをとるのは、私が足の裏で感じるコミュニケーションと基本的に一緒です。歩きやすい・にくいを含めて、そういう機会をたくさん提供したいと思っています。車いすユーザーだって一様ではありません。「車いすだからやめましょう」ではなく、ちゃんとお聞きできる関係づくりとコミュニケーションが大切だと思っています。
ここは自然の中で”人づくり”をする場所です。案内役(ガイド)がいる中で成長する・健やかになるのが自然學校の役割です。自然學校では、非日常を是非楽しんでいただきたいです。多くの方に自然學校と関わりを持っていただくことで、學校をより良くしていきたいと思っています。

”心からの接客を”
ゲストサービス 辻野 陽介 さん

車いすユーザーの方に宿泊をしていただき、自分たちスタッフだけでは気づかない不便さが多数あることがわかりました。ちょっとした工夫でできることは対応していますが、大がかりな施設の改修は難しい面もあります。そのような中でも皆さまに少しでも快適に過ごしていただけるように、スタッフ一同心を込めておもてなしいたします。皆さんのお越しをお待ちしております。

”「やってみたい」を全力でサポートします”
インタープリター 黒坂 真 さん
自然學校では、自然体験を通して自然の魅力・ポテンシャルを紹介しています。 自然の中に入るのは難しいと感じるかもしれませんが、できる/できないは”challenge by choice”です。「やってみたい」という気持ちを、私達は全力でサポートします。車いすユーザーならではの視点を活かしながら自然を楽しんでほしいです。是非森の多様性を感じに来てください。

自然學校のこれから

今回は、自然學校のバリアフリー情報や、改善にあたるスタッフの想いをお伝えしました。自然學校では、車いすユーザーの意見を元に、浴槽の手すりの増設、ユニバーサルトイレ入口のミラー設置など、現在も対策が可能な改修を進めているそうです。しかし、建物の構造上、大きな費用が必要な改修には対応できないところもあり、その分スタッフの心配りで対応していくとのことでした。今後、車いすユーザーのお客様からは様々なニーズが出てくるのではないでしょうか。それを丁寧に吸い上げて、更に改善されていくことを期待しています。
都会の喧騒から離れ、大自然に身を任せるひとときは、他では体験できない貴重なもの。普段、目を向けることのない自然の音や香り、感触に触れ、カラダの感覚が蘇るのを感じます。自然が魅せるさまざまな表情は、一期一会の宝物。凛と佇む大自然と触れ合う、至福の時間をぜひ感じてみてください。

2分でわかる大自然体験動画

2分の動画でトヨタ白川郷自然學校の魅力を存分に味わってみましょう!

無料冊子ダウンロードはこちらから

 

 

 

*各アクティビティの開催期間や予約状況は、ホームページにてご確認ください
(→トヨタ白川郷自然學校HP)

※本取材は新型コロナウイルスの感染対策を行った上で実施しております。

*トヨタ白川郷自然學校の感染対策はこちら

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