実は・・・
『ベィmagazine』取材メンバーの8名のうち
7名は”理学療法士”です。
(理学療法士=リハビリの国家資格です)
リハビリの一環で、患者さんのオーダーメイド車いすの作製に協力したり、操作方法の指導をします。
でも、
『自分自身が車いすに乗り、街中を歩く』
ことは、全員が初めての経験でした。
初めての車いす
8人で交代しながら車いすに乗りました。
後ろには介助者がつきました。
街中で、初めて乗る車いす。
『恐い』
『しんどい』
『足は廃用になるね』
『一人じゃ無理かも』
いろいろな感想が出ました。
『申し訳ない』の連発
車いすに乗っていて、圧倒的に多かったワード
『すみません』『ごめんなさい』
とんでもなく謝るんです。
・車いすを押してもらっているとき
・人にぶつかりそうになったとき
・通路を通りたいとき
・人ににらまれたとき
・人に親切にしてもらったとき
移動手段が違うだけなのに、
車いすに乗っていると、
自然に”申し訳なくなってしまう”んです。
おかしいですよね。
と思いながらも、自分もいざ車いすに乗ると
『すみません』を連発していました。
旅行中にメンバーが言った一言。
『車いすに乗ってるだけで病気になりますね』
本当にそう。
「嫌な思いをしてまで、外に出たくない。」
そう思う車いすユーザーの気持ちを痛感した瞬間でした。
”車いすユーザーにも、旅行の楽しみを”
その思いで始めた取材旅行ですが
『結構大変、だよね』
正直、メンバー全員がそう思いました。
それでも旅行を諦めたくない
それでも、この雑誌を作りたい。
車いすユーザーに旅行に行ってほしい。
そう思うのは
”純粋に旅行が楽しいから”です。
美味しいご飯を食べるもよし。
自然を見に行くもよし。
アクティビティをするもよし。
圧倒的非日常を楽しんでほしい。
ハードルは高い、かもしれない。
でも、事前準備と周りの協力があればチャレンジできる。
これが、取材旅行を通して私たち自身が学んだことです。
『ベィmagazine』が一人でも多くの車いすユーザーの背中を押す雑誌になりますように・・・
第一版ができました
第一版は現在配送準備の真っ最中。
現在のところは書店に置く予定はありません。
一冊一冊、私達の手元からお届けします!
もし『読みたい!』という方がいたら
こちらからご連絡ください。
皆さまの応援、宜しくお願いいたします!