ベィmagazine取材で最初に気がついたこと。
それは立っている人と車いすユーザーとの
”目線の高さの違い”でした。
初めて気づいた目線の違い
前が見えない
取材旅行の初日。
新宿駅でメンバーと合流するため、JR巣鴨駅から車いすで移動してみました。
駅について、いざ改札を通ろうとしたのですが・・・
『改札が・・・見えない・・・』
ただ呆然と立ち(座り?)つくしてしましました。
人で混み合う改札は、車いす目線だと場所が確認できないんです。
それもそのはず。
身長160cmの私が車いすに乗ると、目線の高さと改札の高さは一緒なんです。
さらに、通勤ラッシュの時間帯は皆の足取りが早いので
人の流れに乗りたくても乗れません。
『無理に割り込んで、誰かにぶつかるのも嫌だし』
恐さで足(車いす)がすくみます。
結局、人だかりが収まるのを待つしかありませんでした。
他にも
目線の高さの違いは他にもあって
火傷しそうになりながら干物を焼いたり
上段の棚のものが見えなかったり
目線の高さが違うことで
- 危険なこと
- 知らないこと
があることが分かりました。
それでも
大涌谷の迫力ある白煙を眺めているときや
仲間と一緒に美味しいものを食べているときは
目線の違いは関係なく楽しい一時を過ごせました。
旅の力はすごいな、と改めて感じた瞬間でした。
目線を少し下げてみよう
目線の高さの違い、イメージしていただけましたか?
皆さんも街中で、自然の中で
『車いす目線だとどう見えるんだろう?』と
少し目線を下げて見ていただけると嬉しいです。
目線の高さの違いを知っておくことも
あなたのバリアフリーに繋がると信じています。
『ベィmagazine』では、今後車いすユーザー目線の動画を
オンラインで配信していく予定です。
”車いすから見える世界“に着目して見てみてくださいね。