取材旅行ウラ話① −目線の高さ−

取材旅行中は、メンバーが交代で車いすに乗りました。

ベィmagazine取材で最初に気がついたこと。

 

それは立っている人と車いすユーザーとの

”目線の高さの違い”でした。

初めて気づいた目線の違い


前が見えない


 

取材旅行の初日。

新宿駅でメンバーと合流するため、JR巣鴨駅から車いすで移動してみました。

 

駅について、いざ改札を通ろうとしたのですが・・・

 

『改札が・・・見えない・・・』

巣鴨駅の改札。人混みに紛れてしまうと、車いす目線では改札が見えない。

ただ呆然と立ち(座り?)つくしてしましました。

人で混み合う改札は、車いす目線だと場所が確認できないんです。

それもそのはず。

身長160cmの私が車いすに乗ると、目線の高さと改札の高さは一緒なんです。

 

さらに、通勤ラッシュの時間帯は皆の足取りが早いので

人の流れに乗りたくても乗れません。

『無理に割り込んで、誰かにぶつかるのも嫌だし』

恐さで足(車いす)がすくみます。

結局、人だかりが収まるのを待つしかありませんでした。

 


他にも


 

目線の高さの違いは他にもあって

火傷しそうになりながら干物を焼いたり

 

お土産屋さんでの一コマ。棚の上段のものは見えないため、目線は自然と下を向いてしまう。

上段の棚のものが見えなかったり

 

目線の高さが違うことで

  • 危険なこと
  • 知らないこと

があることが分かりました。

 

それでも

大涌谷の迫力ある白煙を眺めているときや


仲間と一緒に美味しいものを食べているときは

目線の違いは関係なく楽しい一時を過ごせました。

 

旅の力はすごいな、と改めて感じた瞬間でした。

 


目線を少し下げてみよう


目線の高さの違い、イメージしていただけましたか?

 

皆さんも街中で、自然の中で

『車いす目線だとどう見えるんだろう?』と

少し目線を下げて見ていただけると嬉しいです。

目線の高さの違いを知っておくことも

あなたのバリアフリーに繋がると信じています。

 

 

『ベィmagazine』では、今後車いすユーザー目線の動画を

オンラインで配信していく予定です。

”車いすから見える世界“に着目して見てみてくださいね。

 

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